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妄想やおいニュース

個人的には、ニュースを見た第一印象で、まぁ当然だよね、と思いました。だって最近のBLマンガ、過激だもん。

でも有害図書指定された雑誌一覧(大阪府/平成22年4月30日 有害図書類指定一覧)を見ると、うーん???
仕方ないかな、と思える雑誌から、これは健全でしょーと思われるモノまで、ごっちゃごちゃ。
中身みて選んでないでしょこれ。

結論: 基 準 が わ か ら な い。

平成22年4月に大阪府でBL雑誌が有害指定された件に関する覚書・解説・考察など – __ScrapBook of Plumber

引用させていただきましたが、まさにコレ。指定された基準がわからない。
上記のnatsu_sanさんのブログでは、この件についてほかにも色々詳しく書かれてます。

私個人としては、BLに限らず女性向けエロ漫画に成人指定されてるものがすくない現状にちょっと疑問を感じます。
そりゃー有害図書指定されちゃうよね。BLなんてここ10年でどんだけ過激になってきたか。
「麗人」や「ピアス」は創刊号から愛読してますけど、創刊当時からセックス描写の過激さを売りにしてたと思うし、実際、すごくエロい。性描写することがメインになってるような漫画がいくつもある。
消しも薄いし。たまに消し入ってないときもあるんだけどあのあたりの基準もよくわからないんですよね。
前に「同人誌の表現についてとか」でも書いたんですけど。

消しについては別問題なんでまぁおいといて、「麗人」や「ピアス」のようなエロ漫画雑誌とは逆に「chara」はキス程度で終わる話がほとんどだし、濡れ場になっても性描写あんまりないしあったとしてもすごく短いし、というか濡れ場になると暗転みたいな展開が多い。
ふつうの少女漫画並みで、めちゃくちゃ健全だと思うんですけど、どのあたりがアウトだったの??
仮にアウトだったとしよう、でも、「麗人」や「ピアス」並みにエロい、大御所の「BE-BOY」が入ってないのはなんで?
うーん、若干政治的なにおいがしなくもない……。

つーか今までBLが対象外だったのが驚き。だからあんなにエロの過激さを押しにできたのか。

BLは同性愛という性的少数派を扱っており、「誰もが性的感情を刺激されるものではない」などの理由でこれまで対象外だった。

いやいや、性的マイノリティなものを扱ってるからといってセーフ、ってのもどうかと思うぞ。
今までコレという前例がなかっただけで、「誰もが性的感情を刺激されるものではない」=「同性愛だからエロでもOK!」という変な解釈がされて、そのままうやむやにしてただけでしょうけど。
そもそも女性向けで成人指定されてるモノっていう例があんまりないのか。
これを機会に女性向け成人指定ってのがもっと一般的にされるようになればいいんだけど。表現の規制とかいう話とは別で、ゾーニングはきちんとしたほうがいいと思うんですよ、といっても自主規制すれば何描いてもいいってわけじゃないですが。
現状だと、「成人向け」といったら男性向けエロ漫画だし、同じ成人向けだからといって男性向けエロ漫画と女性向けエロ漫画を一緒のところに置くことも難しいだろうし、女性向けエロ漫画コーナーを新設するのも難しいんだろうなぁ。

つーか、一部の腐女子たちが感情的に
「私たちのBLが好きっていう趣味を否定されてる!!!」
「やっぱりBLは理解されない!理解されないから規制されるんだ!!」
とかいうような声をあげたりするんだけど、そういうことじゃなくて、もうちょっと冷静に考えてみてはどうかしら?
きちんとゾーニングされていないで全年齢に売られている女性向けエロ漫画雑誌の現状や、自主規制しないでどんどん過激な性描写になっていく商業BL雑誌、自由な表現が無闇矢鱈に規制されるのはよろしくないですけど、過激なエロ漫画がフツーに売られてるままなのもよろしくないのはわかるでしょう?
それって同性愛表現の話とはまた別でしょう。
801ちゃんみたいな有名なひとが、見当違いな観点から変な被害者を想定して同情してるみたいなズレたこといわないでほしいなぁ……
大阪に住んでいる18歳以下のあなたへ (となりの801ちゃん)

ものっすごい極端で変に具体的な話をすると、男性器の尿道に針さして電流流して嬌声を上げながら射精する男に君は男にこうされるのがすきなんだろう?とかいうような漫画が載ったりする雑誌はさすがに18歳未満の手に届かないよーにするほうがいいと思いますよー私は。

妄想やおいニュース

5/19に開催された「同人誌と表現を考えるシンポジウム」のITmediaによるレポート。同人誌生活文化総合研究所の三崎さんもパネラーをしてらっしゃったみたい。この日予定がつぶれたし暇してたのにー、行けばよかったなぁ。
このITmediaのニュースはこの記事の続きなのであわせてどうぞ。今回の記事では、同人誌での表現規制(具体的にゆうと性器の修正)についての話なんですが、かなり興味深いです。会場でマジック渡されて修正、っていうの本当にあるんだなぁとか、印刷会社とか委託販売も結構チェックしてるんだなぁとか。レポートは同人誌全体のお話になってるので、とりあえずここではやおいに関する部分だけ。会場修正、女性系が男性系を超えるのところから。

市川 実際に「なんで塗んなきゃいけないのよ」ってのは結構多いんですよ、だいたい2コミケに1回くらい。「これは何でわいせつなの、どこがいけないの」と。実は最近女性系サークルのほうが多いんですよ。横にいる武田さんなんかが一番かわいそうなことになってるかもしれないんですけど(会場笑い)、実は去年の冬コミでついに、女性系サークルのほうが、男性系サークルをおさえまして、修正が多くなっております。いつもだと女性系が4、5件くらいですが、今回初の2けたにのりまして、男性系を超えました。昔から女性系サークルは多いですが、やはり最近、やおい、JUNE、ボーイズラブといろいろあって、女性系サークル増えていて、だんだん過激になってきている。かつ、男性器に対して修正を入れるという意識があまりないように見えるんですね。どうなんですかね。

あー。
意識がないわけじゃないけれど、絶対消さなきゃダメなもの!とはあんまり思ってないかも。意識はあるけどゆるいというか。同人誌はもうだいぶん読んでないんですけれども、私の印象では、消すとこ間違ってるよっていう同人誌が結構ある印象だなあ(わらい)

武田 さっきもちらっと言ったんですけど、わいせつ物という問題に関して、意識が「対岸の火事」。

市川 意識がそもそもない?

武田 ない。あるいは、これも2、3年前の夏に問題になったんですけども、「わいせつ物」と「18禁」の区別がついていない。念のためですが、「18禁」というのは、18歳以上の相手ならば売っていいものなんですよね。「わいせつ物」というのは相手が18歳以上であろうがなんだろうが売ってはいけないもんなんですよ。この区別がついてなくて、なんかネガティブな思想にばっかりいっちゃう。でそっちに走られるっていう傾向も一時期、2~ 3年くらい前に強かったですかね、女性向けで。

市川 女性系の方にも考えてもらわなきゃいけないかなと思います。きょう会場を見ても、こういうシンポジウムにくるのは男性系の方が多いのかなって思うんですよね。女性系の意識をどうやって変えていくのかは今後の課題ですね。われわれイベント側もそうだし、印刷所もそうだし、書店さんも。メロンさんは女性向けの扱ったりしてるんですかね。

あぁー。
18禁ってかけばなんでもOK、って思ってる節はあるなぁ…。そういえば昔、「ちんこよりやおい穴は消さないとダメだよね絶対!(爆)」とかいう愉快なやおいっ子がいたので、横山ホットブラザーズよろしく「おーまーえーはーあーほーかー」といいながらベヨンベヨン言わせたノコギリで彼女の脳天直撃してきましたけれど。確かにちんこは面白いのにまんこはまったく面白くないですけど、どちらも立派なわいせつ物なのですよねー。どうでもいいけど「やおい本って尻穴にボカシはいってんの?」って男性にマジな顔して聞かれたことありますけど、やっぱそこは入れないとだめなんですかね!ケツマンコだけに!

川島 うちは女性向けの「リブレット」というのがあるんですけど、女性は極端に過激か、極端に官能的か、「あ、してるのかな」というのが多いですね、微妙な範囲というのか(会場笑い)

市川 ロマンあるものから、「ガチ」の場合なんですけど、さっき言った通り、コンビニと書店で売られているものの違いがありますが、書店さんで売られているものを見ると、男性器に修正がほとんどないんですよ。それを見た女性のサークルさんはOKなんだと思うんですよ。
それで噛んでくるんですよね、「あれは大丈夫だった」「あれはいいんだ」ときて、「いや商業誌に準じるんじゃないって書いてあるじゃないか、アピールに」って言うんですけど、だいたいそういうサークルさんに限って奥付がなかったりして、「いやあ、奥付がないと作ったサークルさん自身が責任を取れないとか、連絡先がないということについては最後、警察とかに問われた時に突っ込まれますよ、やはり奥付を入れてもらった上で、しっかりと成人マークも入れてやってもらわないと、商業誌に準じるなんて言えないんですよね」という話をしながらごまかしつつ、柔らかに「今度修正してくださいね」っていいながらマジックペンを渡して帰ってらうという風にしてもらうんですけど。結構大変なんですよ、女性系。噛んだら長いですよ。男性系のほうがすんなり「分かりました、すぐ塗ります」って言うんですけどね。

あー。
でもほんと商業誌自体薄いと思う、男性向けの成人誌に比べると。媒体の違いを説明したって通じないと思うし、やおいしか読まない人がやおい同人誌を書いていたらそもそも「消し」自体にあんまり出会わないと思うんですよねー。やおいで露骨に黒オビで消してるのってあんまりなくて、圧倒的に「演出で書かない」のが多いと思うんですよね。精液のとびちりで隠したりとか、台詞で隠したり、謎の光るオブジェクトで強引に隠したり(おもしろ消し)とか。というかそもそも同人誌だと謎の物体男性器(アイスキャンデーちんこ。ようするに棒。カリがない)とかあるしな!
ボーイズラブ商業誌からアピールしていかないと女性向けの消しはどんどん薄くなる一方だと思うんですよね、いくら媒体の違いを言われたって。
あと噛み付くのが女性のほうが多いっていうのは、女の性質も少しだけあると思うんだよねー、なんていうのか、うまく言えませんけど、自分のつくったものが恥ずかしいものって分かってても他人にそんなふうに認められたくないっつうかなんつうかうーん。やっぱうまく言えません。

というわけで、妄想やおいニュースは「やおい本にもちゃんと消しいれようぜ」ということを声を大にしていっていきたいと思います。個人的にはおもしろ消しにバリエーションが増えるといいなぁ。

その他

10あるそうですが、(萌えプレさんだと、12ある)そんな項目も何も、

「この女は、自分の彼女であって、腐女子だ。」

ということを重々肝に銘じていただければ。そういうナニなことがあっても「腐女子だしな」と言えることだと思いますが。それが覚悟。理解の範疇を超えることが多々あると思いますが、そういう時は笑って呆れて、それでも好きでいればいいんじゃないですかね。

つーか、そんなに重く考えなくてもさ、二次元のやおいくらいならいまどきの男子は許してくれそうな気がしますよ。なんつうか、そういう時代?オタク男子なら、二次元に萌えている、という所は同じなのである程度許容してくれそうな気がしますよ。となりの801ちゃんは、寛容な彼氏の例だけど、これもう全然珍しくはないんではないかと思うわけですよ。つきあい初めてからやおい趣味が分かるとちょっとしんどいかもしれないけれど、たかがやおいごときが原因で別れるくらいなら最初っからつきあわないほうがいいぜー。

そういう意味で危険なのはワタクシのような、三次元にガンガン萌えるやおいっ子ちゃんじゃないでしょうか。道行く二人組みの男達を見ては「さっきのアヤシイわー」とか言いますし、彼氏が「あー、昨日は○○(仲のいい男友達)と朝まで飲んでたー」とかいうとニヤニヤしてしまいますし、TVを見ていても「このお笑いコンビはラブラブなんだよー決まってるんだよー(わたしの中でな)」とか言いますし、さすがにコレらについてこい、というのが無理な話なのはこっちだって分かってるさ。三次元やおい可ということは、常にオールオッケーな状態というか、脳内やおい回路のスイッチの接触が甘くできてるちょっとした不良品なので、本人ですら心構えなしにバチーンとONに入るときがあるのでちょっと困りもの。

あと関係ないけど、萌えプレさんのカミングアウトデッドラインの図にならうと、ワタクシの場合はこんなかんじ。

きわどいのはまぁOKだけど、あからさまなのはダメ。ですね。さすがに自分から話したりはしませんが、聞かれたら答えます。
あと、これは一般人に対してであって、彼氏やオタク友達にはデッドラインないです。
人を選べば、きっと、大丈夫。恋愛も、友達も。。。

妄想やおいニュース

つーわけで、東京に住んでる腐女子に案内させまして、「乙女ロードじゃないですよあんなの、やおいロードですよ〜」と言われながら行ってまいりましたよ。タイミングよくニュースもあったのでついでに紹介。

行った感想を一言で言ってしまえばまぁよくぞここまで密集したな、という感じ。ここにくればとりあえず腐女子の欲望は満たされるな、と思いました。道の看板がやおい臭むんむんなのばっかりで風景になじんでないところがこの場所の奇妙さがでてるなーと思う。

賃貸の広告とやおいCDの広告が横並びの違和感
賃貸の広告とやおいCDの広告が横並びの違和感

店にも入ったけど、ワシあんまり同人誌やグッズを買わない人なのですが、アニメイトに入ってすぐに連れの腐女子が「うあぁあーおお振りのマウスパッドがががががが」とご購入されてました。入ってすぐのフロアに女性向けジャンルで人気の商品がざっと並べてあって男性向けのものは一切みあたらなかった。エレベータに男性が数人並んでたので上に上がればいろいろあるんだろうが、1Fにはとにかく女性が密集してた。
他にも店入ったけど、CDドラマがずらーっとあって、ヒラ置きしてある分には攻めキャラの声優と受けキャラの声優だけ特記したカードがつけてあって笑った。男性声優のあえぎ声蒐集を趣味とするワシは結構クるものがありました。K-BOOKSの女性向け同人誌ONLYフロアは壮観でした。外国人の女性が二人英語でキャーキャー言いながらテニプリ同人誌の氷帝の棚を漁ってたりして、異国のスラッシュ文化(海外ではやおいをスラッシュという)の片鱗が見えたりした。女性ばっかりかというとそうでもなく、男性の姿もちらほら。彼らがやおい好きかどうかは知りませんが、まんだらけとかは普通の漫画もあるので家が池袋に近いなら便利なのかも。
乙女ロードだなんだといわれているけれど、そういう店がちょっと密集しているだけであって、これ以上店が増えてさらに拡大する展開に、というのは想像しにくいなーと思った。やおいっていうジャンルは展開が、本・CD・ゲーム・同人誌・その他グッズに限られるので、今ある店舗で十分女性向けという狭いジャンルをカバーできてると思う。増えるとすれば女性向けコスプレ衣装専門店(コスパ?)とか、あとはオタク女性が半棲してそうなヴィジュアル系ショップとかジャニーズ系ショップとかそういった他ジャンルの店でしょうか。

産経WEBのニュースでは、おたくが男性より女性のほうが多いとは思いませんが(実際には男女比そうかわらないんじゃないかなぁ)

男性は美少女キャラクターに恋愛する。つまり所有を楽しむが、女性の好む対象物は漫画やコミックなどに限られ、登場人物の関係を楽しんでいる。

これはあってる気がするよ。女性向けジャンルでフィギュアが販売されたりとかしないし。ガシャポンくらいならあるけど、それも多少男性にも人気がある作品でないと発売されないようなきがする。女性向けジャンルでCDドラマ化が多いのはそういう理由だと思う。精神科医の斎藤環さんのコメントはそういう意味じゃないだろうがな。
だから、コアな品揃えの本屋さんが密集するだけで女性向けというジャンルはカバーできてしまうんだよね〜。これはもう特性だと思うのでどうしようもないかも。たったあれだけの道にちょっとばかり店舗が密集しただけで乙女ロードとか騒いじゃう女性向けジャンルってもう既に頭打ち状態かも〜と思ったよ。

その他

◆腐女子という名称は「やおい好きなオタク女子」のことを指す単語だと思っていたのですが、最近はジャンルの広がりと女子のオタク率増加に伴って「オタクな女子」の総称としても使われている事があるようです。というか腐女子って言葉はネット限定ですかね?他のメディアでは見たことがないです。

◆池袋のアニメイトのある辺りを「乙女ロード」というらしいですが、これを命名したのは「ぱふ」だそうで。秋葉原のオタク化などに伴う、新しいオタクな現象としていろんなところが東池袋近辺のオタ化について取り上げているんですがその際に説明として「腐女子向けの店が集まる通り」と書いてあったりするわけです。「ぱふ」の命名が間違いだとは思わないですが、アンチやおいのオタク女子もいるからこそ「乙女ロード」なんだろうから、腐女子向けの、ってのはちょっと語弊があるんじゃないかなぁと思ったりしたんですが、そもそも腐女子という言葉に「やおい好きの」という意味があることを知らない人はそう書いちゃうよなぁ。それにしても乙女って単語はちょっと少女趣味すぎやしないか?(;´Д`)

PASH!という、「婦女子的動画/文化雑誌」と銘打った雑誌がありまして。表紙に「adult Women Only」と書いてある割に内容はオタクな女子の趣向に沿ったアニメ・漫画・声優を扱っているだけというか、記事のセレクトはオタク女子向けでいいんですが、記事自体の切り口は他のオタク雑誌と何ら変わらなくて、ちょっとヌルイ感じが否めない新感覚雑誌(?)です。このPASH!Vol.3で「乙女のためのTOKYO萌えMAP」という特集があって、新宿・池袋・秋葉原・中野の女性向けを扱っているお店が紹介されてるんですが、これ見るとまぁホントに池袋に集中してますね〜。東京も池袋もよく行くんですが池袋が女性向けというのは最近知りましたし、多分これからオタク女子なら池袋!という定番になるんでしょうね。近々また東京に行くかもしれないので、そのときは案内人をたてて池袋散策にいそしむ予定(´ー`)

◆池袋の「乙女ロード」が定着すれば、オタクな女子を「乙女」と呼ぶようになるんだろうか?名称ってのはどこかが仕掛けて名づけられるものなんで、「ぱふ」や「PASH!」などのメディアが、そう名付けようとしているのかなぁとも思うんですが、オタク男子が「オタク」でオタク女子が「オトメ」?うまくできてるといえばできてるんだけど、なんだかなぁ。「アンジェリーク」や「遥かなる時の中で」などの女の子が主人公で美少年がいっぱいでてきて恋愛するようなゲームを「乙女ゲー」と言うし(KOEIはネオロマンスゲームと呼んでますが)、そのあたりからもうすでに定着しかかってるのかもしれないですね。いつか女性向けのジャンルの総称を「乙女系」と呼ぶ日がきて、やおいはその中の一ジャンルとなるのでしょうか。
言葉は時代とともに意味を変えていくものだと理解しているつもりですが、「腐女子」という呼び名はこれからも「やおい好き」という意味であってほしいなぁーと思ったり。

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◇今日はよく勘違いされがちな「やおい萌え」について書きます。分かり易く、女性の「やおい萌え」と男性の「美少女萌え」を比べて書いていきます。

◇「萌え属性」という言葉があります。美少女萌えでいうところの「眼鏡っこ萌え」とか「ネコミミ萌え」とか「貧乳萌え」とか「妹萌え」、自分の趣向の一部をカテゴライズして萌え対象を見る言葉です。萌え属性は、見た目でわかる外見や言葉遣いによって数多く細分化されています。
しかし「やおい萌え」には明確な「萌え属性」がありません。「俺様受け」、「誘い受け」、「襲い受け」、「へたれ攻め」、「年下攻め」、「鬼畜攻め」といったキャラクターの性格を現すものはありますが、外見からわかるものではありませんし、これは自身の萌え属性ではなく、あくまで、そのやおい(もしくはやおいキャラクター)をどこにカテゴライズするか、であり、自分の趣味趣向でカテゴライズされる「萌え属性」ではありません。

◇男性の美少女萌えは、裸の女の子が恥じらいながら立っているだけで萌えがあります。それは自分自身がその女の子を性対象としてみているからです。
しかし、女性のやおい萌えの場合、裸の男の子が恥じらいながら立っているだけでは萌えません。ですが、その裸の男の子の横に別の裸の男の子がいてはじめて萌えることができます。それはたとえば、裸の男の子が恥じらっているのは横の男の子に見られるのが恥ずかしいからだと妄想して萌えている訳で、自分自身は完全な第三者としてみているからです。しかし、男の子単体を見て「カワイイ♪」とか「カッコイイ♪」とか言っていることもあります。それはやおい萌えではなく、自分の女としての部分が萌えているだけで、自分の男性の好みで対象を見ており萌えではなく恋に近いものです。この場合脳内で動いているのはやおい回路ではなく乙女回路です。

◇しかしながら、やおい萌えにも「学ラン萌え」や「スーツ萌え」といった外見で判断しカテゴライズされる「萌え属性」が存在します。しかしこれは「学ランを着ている男の子の見た目がカワイイから」とか「学ランがステキだから」萌えているのではなく、たとえば「学ランを着ているということは男子高校生だ、ということは仲のいいクラスの男子と毎日一緒に過ごしている訳で、きっと初々しい恋愛に発展するんだろうな」とそこまで妄想して萌えている訳です。要するに「学ラン=学生=学校=学校でやおい」と脳内やおい回路が判断するわけです。
だから私もよく聞かれるのですが「半ズボンは萌え?」と言われても私自身は半ズボン自体にはサッパリ興味ありません。しかし「半ズボンをはいているということは生足なわけで、それで外出しようもんならいろんな人達にジロジロみられるんだろうな」と脳内やおい回路が動き、「萌えかな」と答えるわけです。

◇ここまでで、要するにやおい萌えとはシチュエーション萌えに近いものだということがわかっていただけたかと思います。そして重要なのは、その萌えに自分自身は全く関与していないということです。だからといって、攻めや受けのキャラクターに自分を投影してみている訳でもないのです。やおい萌えにとって最も重要なのは、このキャラクターがなぜこのキャラクターを好きなのか、ということなのです。そのシチュエーションに対応した心理描写が重要になるわけです。なので、やおい萌えというのは、男単体ではもちろん萌えませんし、男2人がいるだけでも萌えません。男2人がどういう状況でどういう感情を抱きどういう経緯で恋愛するか、ということを提示され、もしくは妄想して萌えているわけです。そして、その世界に自分自身が登場することは絶対ありません。自分を投影することもありません。
ただ、その世界を全く関係ない第三者として覗きハラハラドキドキして楽しむのがやおい萌えなのです。

その他

◇先日「やおいも所詮エロだから」と言う言葉を耳にしまして、あーそう思われてるのは私が過激な発言しすぎてるからだろうか、とちょっと反省しましたので、マトモな文章でも書いてみようかと。以前、掲示板でもやおいって何がやおいなの?という質問があったりしたこともあったので、ちょっとしっかり書いてみることにします。こういうのは苦手ですが気が向いたらこのシリーズで書いていくということで。

◇「やおい」という言葉ですが、これ、非常に説明しにくいんです。何故かというと、このジャンル、似た様な意味を持つ言葉が沢山ありまして、「ボーイズラブ」だとか「耽美系」だとか「JUNE系」だとか、ほとんど同じ意味を持ってるんですが微妙に違う言葉なのです。同じ意味というのはお分かりの通り「男子同士の恋愛を描く」ということです。違うところを述べていくと、「ボーイズラブ」はどちらかというとH描写が少な目、控えめで主に恋愛模様を主体に描かれます。「耽美系」は昔よく使われていたのですが、その舞台がファンタジーであったり歴史物であったりと現実とは少し離れた壮大な世界観の中で恋愛模様を描いたものです。「JUNE系」という言葉は少し特殊で、昔は「男子同士の恋愛を描く」商業誌というとJUNEしかなかったので、それがイコールで結ばれてしまいその言葉の派生になったのだと思われます。JUNE以外にも雑誌がたくさんある現在はあまり使われません。

◇じゃあ、やおいって何さ?とゆうことになりますが、私は「エロありの男子同士の恋愛模様を描いたもの」だと思っています。元々「やおい」の語源は「ヤマなし、オチなし、意味なし」の略だと言われています。要するにヤマもなくオチもなく意味もなく、男同士のHシーンだけを描写しました、ということです。男性向け(成人向け)でいうと「抜き専用」のヤるだけモノってカンジでしょうか。
昔、同人誌の世界で発禁等の問題に伴い「やおい(男同士のHシーンを描写したモノ)はいかがなものか」という論争が巻き起こった時期がありまして、結局、描きたい人は書き、描きたくない人は書かないという様におちついたのですが(私の曖昧な記憶です)、結局このジャンルにおいてエロというのは「必要であれば描かれ、必要が無ければ描かれない」というモノだと思います。あくまで主体は恋愛模様なのです。

◇しかし、男性同士のH描写を求める声も無い訳ではなく、実際激しいH描写を売りとしたモノもありますが、そういったH描写が高いモノは18禁指定があったり、他のモノよりも読者層の男性率が高くなったりで、いわゆる成人向けと同じ扱いだと思います。こういったものも「やおい」と呼ばれますが、その理由は「男子同士の恋愛が主体」だからです。
儂の大好きな(笑)鬼畜系で例をあげると、男性向けでは、男が女を好きだとかは関係なく性の捌け口として女が扱われ、ひたすら女がカワイソウだったりだとか、女がエロ大好きでめちゃめちゃに犯され喜ぶとかそんなカンジのが多いです。しかし、やおいではただ単にヤるだけというのは少なく、歪んだ愛の末にとか、こういう形でしか愛せないとか、状況下で犯されまくってる男(ウリの男とか)に惚れて助け出す男とか、どこかに恋愛模様というか気持ちの心理描写が入るんです。

◇心理描写の差は少女漫画と少年漫画の差でよくいわれます。昔の少女漫画などは心理描写が特に顕著で、セリフや文字だけでなく、一種の詩的な世界のような絵で繊細な心理が表現される事がよくありました。簡単に言うと、主人公が失恋したらその心の痛みを花が散る絵で表現したりとかです。それだと今ではギャグにしかなりませんが(笑)。現在でも表現の大小など違いはあれど主に女性が読むモノに心理描写がなくなることはないと思います。(ここで男性心理と女性心理の違いを語るとさらに長くなってしまいますのでそれはいづれということで。)

◇というわけで、「やおい」の「エロ」は、やおい=エロというようにイコールではなく、男子同士の恋愛が描かれる延長で存在するものなのです。

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